NOVEL

『ダークスレイヤーの帰還』

第一章・銃と眠り人

第一章・銃と眠り人第一話 依頼の山・大騒動と多すぎる女性についての昨夜の煩悶はもう過去の話。目覚めたルインが見たものは?第二話 影と鎖・影人の皇女クロウディアとの手合わせを前倒して申し出るルイン。果たして異能の二人の模擬戦は?第三話 火急の...
『ダークスレイヤーの帰還』

第零章 黒曜石の都と、眠り人の目覚め

プロローグ・時の断片プロローグ1・最後の眠り人プロローグ2・少年はその本を読む『ダークスレイヤーの帰還』第零章 黒曜石の都と、眠り人の目覚め
NOVEL

無限世界・過去の伝説編

名を消されし者・男はなぜ大罪を犯したとされ、名前まで消されたのか?不機嫌なセアは、嵐と花の宮殿に・夢幻時イノラのとある領域にたたずむのは、不機嫌な美女。永劫回帰獄ネザーメアの戦士・男の過去と女たちの陰謀を除けば、これは全ての始まりとなる出来...
CHARACTER

不機嫌なセア

無限世界で二番目に美しい存在とされており、どこか不機嫌そうでありながらその不機嫌を払いたいと誰もが思いたくなる魅力を持つ聴色ゆるしいろ(※桃色じみた色)の髪をした女性で、無限世界イスターナルの至美の女性リリスの最も重要な娘であり、次の世界の...
『ダークスレイヤーの帰還』

赤い月シンの魔物

甲虫バルヂム・ギラ 第三章、二つの世界樹の都テア・ユグラ・リーアにおける戦いで、カルツ族の猫の剣士たちが迎え撃ったのがこの甲虫の群れ。甲虫とは呼ばれているが混沌の影響を受けて八本足であり、また正確には菌類に分類されるような生物である。牙と鋏...
『ダークスレイヤーの帰還』

白い女と嵐の古竜

白い女と嵐の古竜 猛烈な嵐が黒灰色の奔流と化した空の中、地上から見ればその視界の限りの空を埋め尽くすほどの巨竜にして古き竜、嵐の古竜ダカルダースは、この空全てをも感知する力で、背後から迫りくる炎の勢子せこと狩人から逃げていた。──しつこい。...
『ダークスレイヤーの帰還』

ディレニスの雪・後編

ディレニスの雪・後編 不確かな闇の中。 サーリャはダークスレイヤーの首に手をまわして力を抜いた。この後の事は全て受け入れ、この男の苦しみを分かち合うつもりでいた。「目を見せて。たとえ怒りや欲に満ちていても、私は厭いとわないわ……」 かつてこ...
『ダークスレイヤーの帰還』

ディレニスの雪・中編

ディレニスの雪・中編 凍てつくディレニスの最高峰、聖山バナンシの凍った地底湖の聖域。 焼け焦げたダークスレイヤーの腕を抱いたサーリャは爆発的な黒炎こくえんに包まれた。熱いという表現では追い付かない、押しつぶされるような激痛。しかし、この激痛...
『ダークスレイヤーの帰還』

ディレニスの雪・前編

ディレニスの雪・前編 無限世界イスターナルの辺境、雪深いディレニスと呼ばれる冷たい世界。その滅んだ神々の王宮、グラネクサル。 氷の女王サーリャは紺と白のドレスのような戦装束に身を包み、左手に剣を握ったまま、眼下に並ぶ氷の巨人の大軍勢を見下ろ...
『ダークスレイヤーの帰還』

蒼い城と、導きの灯火

蒼い城と、導きの灯火 無数に枝分かれした無限世界イスターナルの中でも、特に基軸きじくとなる、光、中間、闇の三千世界の中で、六つの世界に連なる位置に存在する、『ア・シェの六連世界』と呼ばれる地があった。光溢れる二つの世界、中間の二つの世界、そ...