CHARACTER 魔の都の西の櫓、眠り人と眠り女ほか 魔の都の西の櫓、眠り人と眠り女ほか眠り人ルイン 本編の主人公で、ウロンダリアにしばしば現れる『眠り人』の予言に無かった二十一番目の男。その正体は無限世界イスターナルの構造に異を唱えて戦い続け、最悪の存在とされた『名を消されし者』ダークスレイ... 2024.01.30 CHARACTERNOVEL
NOVEL 鉛の剣士バラク・後編 鉛の剣士バラク・後編 南方新王国、大プロマキス帝国領ザウーナ自治区、自治省所在地カプア。 円形闘技場は満員を超える観客たちを収容していたが、その様子からは考えられないほどに静寂が支配している。裁判官や審査員しんさいん、検察官けんさつかんに、... 2024.01.17 NOVEL特別編
NOVEL 鉛の剣士バラク・前編 鉛の剣士バラク・前編 南方新王国、大プロマキス帝国領ザウーナ自治区、自治省所在地カプア。 大きな円形闘技場近くの飲み屋街ではしばしば、この街の花形の職業である仇討ち請負人たちの議論が紛糾ふんきゅうしていた。今夜は特に、古くから歴史のある、ほ... 2024.01.16 NOVEL
『ダークスレイヤーの帰還』 陽炎の憂い・後編 陽炎かげろうの憂い・後編 無限世界イスターナルのかつて見捨てられた地ウダル・カ・ラ。破局噴火にも奇跡的に残ったマリーシア神殿。 陽炎かげろうの武神マリーシアと、『闇の王』ゴルムオーズの静かな対峙を最初に破ったのはゴルムオーズだった。「黙れ界... 2023.12.08 NOVEL『ダークスレイヤーの帰還』
『ダークスレイヤーの帰還』 陽炎の憂い・前編 陽炎かげろうの憂い・前編 無限世界イスターナルの遠い昔。界央セトラの地を取り巻く十の『至聖下しせいかの地』の一つ。『栄光』の地平、ホーダー。 後の時代に『原初げんしょの大征伐だいせいばつ』と呼ばれる原始世界の平定を行った神々は、そのほとんど... 2023.12.08 NOVEL『ダークスレイヤーの帰還』
『ダークスレイヤーの帰還』 氷獄のふたり・後編 氷獄クエリスのふたり・後編 無限世界イスターナルの外側、世界の終焉とされる凍てついた領域、氷獄クエリス。 崩落と共に開いた巨大な暗い縦穴を、三眼有角の黒馬に乗ったダークスレイヤーとサーリャは静かに降下していた。 もともと暗い領域である氷獄ク... 2024.11.29 NOVEL『ダークスレイヤーの帰還』
『ダークスレイヤーの帰還』 氷獄のふたり・前編 氷獄クエリスのふたり・前編 無限世界イスターナル及び各世界の冷たい最果て、氷獄クエリス。 氷の花が永劫の吹雪に揺らぐ様を氷の月が冴え冴えと照らす。そんな冷たい静寂を見下ろす氷の山脈の頂で『氷の女王』サーリャは氷塊に座して静かに瞑想していた。... 2024.11.23 NOVEL『ダークスレイヤーの帰還』
『ダークスレイヤーの帰還』 第二十七話 見えざる病と混沌と 第二十七話 見えざる病と混沌と 『黒き国』オーン、『蔦つたの王宮おうきゅう』の大議場。 ファリスの厳しい声が議場に響く。「ガルマ王、かつて私と考えを異にした責を感じて隠していたのね? つまりこれは……」 ファリスは目もうつろに痩せこけた『中... 2024.01.06 NOVEL『ダークスレイヤーの帰還』
『ダークスレイヤーの帰還』 第二十六話 蔦の王宮 第二十六話 蔦つたの王宮 『黒き国』オーンのとある秘匿ひとくされた通路。 ファリスは青と白の複雑な鉱脈が縞模様しまもようを描く洞窟に立っていた。遠い昔に化石化した世界樹の道管どうかんであるこの通路は、白い鉱脈が地上の日の光をここまで届かせて... 2024.01.05 NOVEL『ダークスレイヤーの帰還』
『ダークスレイヤーの帰還』 第二十五話 黒き国の異変 第二十五話 黒き国の異変 ※この話は『第五話 異変と陰謀と』の続きとなります。 『黒き国』オーンに隣接する、小国シハルの国境の村クレテ。 聖王国の密使みっしにして詩人だという『天の人ダイヴァー』アデニアは、銀の横笛の美しい音色で人々を癒しつ... 2024.01.04 NOVEL『ダークスレイヤーの帰還』